阪神・ガンケルは5回2失点で勝ち負けつかずも「粘れた」右肩の不安一掃

 力投する阪神・ガンケル(撮影・吉澤敬太)
 3回、ヤクルト・青木にタイムリーを打たれる阪神・ガンケル(撮影・飯室逸平)
 阪神・ガンケルの「こどものころの、たからもの」は「ゲームボーイ」だった(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-ヤクルト」(5日、甲子園球場)

 中10日で先発マウンドに上がった、阪神のジョー・ガンケル投手(30)が5回4安打2失点(自責1)と粘投した。

 右肩の張りを訴え、1日の巨人戦先発を回避していた右腕だが、登板間隔を空けて向かった今登板。初回の立ち上がりは、塩見を遊ゴロに抑えたかと思ったが…遊撃・中野の失策で出塁を許し、その後1死三塁で山田に先制の左犠飛を許した。

 続く二回は三者凡退に抑えたが、1点ビハインドの三回も2死二塁から青木に左前適時打を打たれ、追加点を取られた。

 ただ、大崩れすることはなく四回は三者凡退。五回は先頭・宮本、中村に連打されたが、後続を断ち切った。球数は80球。五回裏の打席で代打・高山が送られ、交代となった。

 降板後、ガンケルは「失投もあったけど、粘りながら投げ切ることができたと思うね。相手の高梨投手も非常に粘り強い投球をしていた中で、チームとして同点に追いついてくれたし、結果的にいい流れでリリーフ陣にバトンを渡せて良かったよ。次回はもっと長いイニングを投げることができるように準備していきたいね」とコメントした。

 ヤクルト戦は中継ぎ勝利を挙げた20年11月5日から前回4月24日まで8戦で無傷の4連勝中だったガンケルだが、この日は勝敗ともにつかなかった。

2023-11-05
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