阪神 勝利の方程式結実!救援陣0封リレー 湯浅は初のお立ち台「支えてくれた方に感謝」
「阪神2-1巨人」(16日、甲子園球場)
開幕から19試合目。矢野阪神の勝利の方程式が結実した。ウィルカーソンからバトンを受け、1イニングずつ登板したアルカンタラ-湯浅-岩崎が勝利のリレーを紡いだ。
薄氷の1点差。七回から救援に入ったアルカンタラが10球で簡単に料理すると、八回からは22歳のセットアッパー・湯浅が向かう。
「しっかりゼロで抑えると強い気持ちでマウンドに上がりました。投げている上で三振を狙っていますし、三振を取れて良かった」
先頭・吉川に中前打を許し、坂本の打席では6球目に暴投で無死二塁としたが、坂本を149キロ直球で空振り三振、ポランコを148キロ直球で見逃し三振。岡本和にはフォークが甘く入ったが、球威が勝り中飛に抑えた。
12日の中日戦では同じ1点リードの八回に登板。逆転打を許したが、苦い経験が己を強くさせた。「絶対に打たせない、抑えるという気持ちを持って投げていた」。無失点にしのぎ、守護神・岩崎も1点差を守り抜いた。
勝ち継投がハマり、矢野監督も「デカいよね。湯浅が八回行って、優(岩崎)がしっかり後ろにいる形で勝てた。タラ(アルカンタラ)ちゃんもしっかり行ってくれたし。1点差というのはまた大きい」と余韻に浸った。
初のお立ち台にも上がった湯浅は「(腰の)リハビリ期間が長かったので、本当に支えてくれた方に感謝しかない。もっともっと恩返しできるように」と改めて決意。勝利の方程式の一角として、飛躍への道を突き進む。