阪神・馬場皐輔投手（２６）が２６日、今年初めて鳴尾浜を訪れ、楽天・塩見、島内、銀次らとの合同自主トレに初参加した成果を明かした。年明けから約２週間、沖縄県久米島で実施。左腕からの助言は「秘密」としたが、ピッチングを見て、刺激をたっぷり受けた。

　「球の質から体の使い方、僕にはまだまだできていないことが多くて。フォームも、球もすごかったですし、勉強になりました」

　楽天勢とは学生時代から顔なじみで、今回の合同自主トレが実現。「１年間戦う上で、下半身の使い方がすごく大事になる。（フォームも）細かいところは修正しました」。午前中は技術面を磨き、午後からは体幹トレやサーキット系トレーニングで体をいじめ抜いた。

　スアレスがメジャー移籍し、キャンプではブルペン陣の再編成が大きなテーマとなる。矢野監督は「サプライズ的に出てきてくれるのがありがたい」と新戦力台頭を期待。候補の一人として名前を挙げられている馬場も「自分のポジションをどんどん上げられるように。信頼されるような投球を心がけていきたい」と目の色を変えている。

　この日はブルペンで６０球投げ、課題克服に励んだ。チャンス到来の５年目。進化した姿をアピールして、勝利の方程式に名を連ねる。