阪神・岩崎 新守護神「やるだけかな」あるぞスアレス後釜 矢野監督の期待に自信

 阪神・岩崎優投手(30)が6日、秋山拓巳投手(30)と阪急交通社のオンライントークショーに出演した。守護神・スアレスの退団が決まったことを受け、矢野監督は左腕を新外国人投手とともにクローザー候補として名前を挙げた。岩崎は「任されたところでやるだけ」と柔軟な姿勢で起用法に応える考えを示した。

 直接打診を受けたわけでもなければ、情報として見聞きしたこともない。だが、岩崎の表情からは覚悟がにじんでいた。スアレス退団で空席となったクローザーの椅子。不動のセットアッパーとして虎を支えてきた左腕は淡々と言葉を紡いだ。

 「任されたところでやるだけかなと思います。まだどうなるかは分かりませんが。(九回に投げるイメージを)できないことはないですね」

 指揮官は新守護神について「なるべくなら固定させた方が安定的にいくかなと思っている」と構想を明かし、「優がクローザーをやってくれるなら俺的に問題ない」と既に守護神・岩崎の構想を脳裏に描いている。

 矢野監督から打診を受け、そしてチームから必要とされれば…。重責を受け止め、これまで通り身を粉にして腕を振るだけだ。

 球団は奪三振率の高い米大リーグ、パイレーツのカイル・ケラー投手(28)など、新守護神候補をリストアップして選定作業を進めている。もちろん新戦力にも期待を寄せるが、未知数な部分が多いことも含めて「日本人選手で出てきてくれたらいいけどね」と矢野監督。来春キャンプで「見極めというか、競争になってくるかな」と見通しを明かした。

 対する岩崎は実績もある。昨季はプロ初セーブを記録。今季も五輪期間中の一時帰国などで調整が遅れていたスアレスの代役を担い、8月15日・広島戦でセーブを挙げた。「慣れじゃないですか?」とさらに経験を積んでいけば-。大役を務め上げる自信はある。

 実は昨オフもスアレスがメジャーに挑戦する可能性があったため、「(イメージ)していました」と守護神としての投球を思い描いていたという。今季は62試合に登板して41ホールド、防御率2・65と“八回の男”を全う。盟友が去ってしまった今、もう腹をくくっている。

2023-11-05
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