阪神・矢野監督「タイガースの野球を貫く」 26日の最終戦へナインへ伝えた熱い思い

 阪神の矢野燿大監督(52)がシーズンラストゲームを翌日に控えた25日、全体練習前にチームへ思いを伝えた。この日は雨により、甲子園室内での練習。参加メンバーを集めて伝えたのは「タイガースの野球を貫く」という考えだった。

 「勝つことというのが大事なことは全員が分かっていること。でも俺がいつも言う『俺らの野球、タイガースの野球を貫く』ということも、勝つのと同じくらい、もしかしたらそれ以上に大事にしたい部分なので」

 負けられない最終戦。だからといって、ここまでやってきたことを変える必要はない。失敗を恐れず挑戦する、走りきる、一丸で戦う。そんな矢野野球を最後までやり切ってほしいと説いた。

 だからこそ“スクランブル態勢”を取るつもりはない。21日の中日戦で負傷交代後、欠場している近本は「ここぞっていうときに代打で」とベンチ待機となることを明かす。

 さらに「先発の誰かを入れるといっても、現状そんな感じではないんでね。今いるメンバーでスグル(岩崎)、スアちゃん(スアレス)にどうつなぐか」。先発投手を中継ぎ待機させるような策も取らない予定だ。

 最終的に優勝の行方はヤクルトの残り3試合の結果次第となるが、阪神としては少なくとも最終戦を勝利で終えたい。この日のアップでは糸原がランニングしながら「甲子園の決勝や!さあ決勝!!」とチームメートを鼓舞するシーンもあったという。矢野阪神はこれまで通りの野球で“決勝戦”に臨む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス