阪神・佐藤輝「すごいいい」完全復活に手応え 大逆転Vへ26日・最終戦勝つ!

 阪神・佐藤輝明内野手(22)が25日、シーズン最終戦となる26日・中日戦(甲子園)で「全力で勝ちを勝ち取りに行きたい」と必勝を誓った。24日の広島戦(マツダ)では約2カ月ぶりとなる24号3ランが飛び出し、復調の兆しを見せた背番号8。大逆転優勝への希望をつなぐ放物線を聖地に架け、勝利への立役者となる。

 シーズン最終盤までもつれこんだ優勝争い。首位・ヤクルトをゲーム差なしで追いかける阪神にとって、26日の中日戦が最終戦となる。泣いても笑っても残り1試合。佐藤輝の頭の中には、“勝利”の2文字しかない。

 「一番はしっかり勝って。やっぱり僕たち残されているのはあと1試合勝つということだけなんで。全力で勝ちを勝ち取りにいきたいと思います」

 大逆転優勝を狙う中、佐藤輝の打撃に復活の予感が漂っている。24日の広島戦で8月19日・DeNA戦(東京ド)以来となる24号3ランを九里から放ち、決勝点となった。52試合92打席ぶりの豪弾に、本人も確かな手応えを感じたという。

 「スイングにしても打球にしても、すごいいいなという感じになってきたので。明日もそれが出せるようにやっていきたい」

 本塁打が出なかった約2カ月。「早くいい状態にならないと」と焦る気持ちもあった。そんな中、142試合目というシーズン最終盤で飛び出した待望の一発。「全然打てていなかったので、打てて良かったです。いいメンタルで(シーズン最終戦に)臨めるかなと思います」と表情も晴れやかだった。

 後半戦は打撃不振での2軍落ちやベンチスタートを経験した。59打席連続無安打と苦しい時期もあったが、自分の力を信じてくれた矢野監督ら首脳陣が支えてくれた。だからこそ、必ずバットで貢献し、指揮官に勝利を届けたい。

 「出してもらっている以上は責任をしっかり全うできるように。自分のできることを精いっぱいやりたいと思います」。この日は甲子園室内で最終調整し、態勢を整えた背番号8。広島戦で放ったような豪快な花火を聖地の夜空に打ち上げる。

 阪神が負けてヤクルトが勝つか引き分けたその瞬間、V逸が確定する。重圧のかかる一戦だが「ヤクルトの結果じゃなくて、自分たちの試合にしっかり集中して」勝利だけを求めて戦う姿勢は貫いていく。ここまで来たら、悲願の16年ぶりのリーグ優勝を夢物語にするわけにはいかない。猛虎の意地を見せる時が来た。

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