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阪神・伊藤将 新人王級の10勝到達 球団新人左腕で江夏以来の快挙

6回、佐藤輝(左)とタッチを交わす伊藤将(撮影・飯室逸平)
4回、糸原の好守に手を叩く伊藤将(撮影・飯室逸平)
力投する先発の伊藤将(撮影・飯室逸平)
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 「広島2-7阪神」(24日、マツダスタジアム)

 有言実行の2桁星だ。優勝の行方を左右する大事な登板。それでも阪神・伊藤将司投手(25)はいつも通り、ひょうひょうと広島打線を打ち取っていった。

 二回は坂倉にソロを浴びた後、得点圏に走者を運ばれながら追加点は許さず。危なげない投球で5回2/3を4安打1失点。「社会人時代も一発勝負というところでやっていたので。その経験が出せたと思う」と冷静な口調で振り返った。

 9勝目の権利を持って降板した7日のDeNA戦。3番手の及川がソトに逆転2ランを被弾して勝ち星が消えた。敗戦後、横浜高の後輩でもある及川の肩を抱きながらなぐさめる姿があった。

 六回2死二塁で降板したこの日は、その及川が火消しに成功。自身は規定投球回に2回2/3届かなかったが、現時点で防御率2・44は憧れでもある横浜高の先輩、中日・柳に次ぐ“隠れ2位”だ。

 入団会見で誓った開幕ローテ入りと2桁勝利を見事に達成し、「うれしいです」。球団新人の2桁星は2013年の藤浪以来。左腕では1967年の江夏豊以来3人目となるが、先発勝利のみでの2桁勝利到達は球団史上初の快挙となった。

 「ルーティンがないことがルーティン」と言い切るほど、常にマイペース。プロ入り後もそれを貫き、自分の投球スタイルも崩さなかった。「ありがたいよね。一年間ローテで投げるってことだけでも大変。その中で結果もしっかり出して貢献してくれた」と矢野監督も最敬礼だ。

 千葉の自宅で試合を見守った父・正宏さんも「一時の不振を乗り越えて、後半戦は自信を持って投げていた。だからこんな試合でも落ち着いていたんでしょうね」と声を弾ませる。これまでチームの連敗を4度も止めてきた頼もしすぎる“肝っ玉ルーキー”が、最終先発登板でも鮮やかに輝いた。

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