阪神・平田2軍監督 先制打のサンズに「凡打の内容もいいもん。問題ない」
「フェニックス・リーグ、阪神8-5楽天」(23日、アイビースタジアム)
阪神は打線がつながり、12安打8得点で快勝した。先発の牧は5回を4安打2失点。打線はサンズが先制打を放つと、江越が2本の適時二塁打をマーク。小幡はマルチ安打で、フェニックスの安打数は堂々のチームトップだ。
-牧は5回を2失点と試合を作った。
「この前より、真っ直ぐの精度も(良かった)。課題はテンポを良くってことなんだけど。スピードもコントロールも良かったんじゃない。決め球のフォークも前半は良かった」
-打線が活発だった。
「活発というか…。江越クラスはね、こうやって左ピッチャーを打ってくれないと困るけど。高山も一本、チャンスでな、左ピッチャーからヒットが出たし。高山はずっといい感じで来てるんでね。あとは、高寺がやっぱりな。簡単にヒットとフォアボールでしょ。この辺は、故障で2カ月ぐらいブランク(あったけど)、この前も言ったように感じさせないよな。そういったところでは、非常に楽しみ。また、足の状態を見てだけど、打席数をたくさんあげたいね」
-サンズは先制打を放った。
「サンズは凡打の内容もいいもん。2打席目(右飛)も。(3打席目の)サードゴロも紙一重だけど。そういったところでは、サンズは問題ない」
-小幡はフェニックスでチーム最多安打。
「スチールも見事よ。一、三塁でなかなかね、スタートもよく。今日は熊谷の走塁も見事だけど。スチールだけじゃなく、最初の熊谷のヒットでサードに行ったり。バッターがファウル打った時でも、スチールのスタートの精度が格段に上がってる。だから、熊谷もサンズのサードゴロの時に、送球の間にサードへ行った走塁といい、そういうところの集中力っていうのは、こいつらは1軍行ったらそういうとこも求められるんで。非常に精度が上がってきてるよな」
-小幡の打撃はどう感じているか。
「センター前(4打席目)打ったのも、進塁打。1軍に行ったらバント失敗、バント失敗で、ああいうところで何とかセカンドゴロというか、右に(打たないといけない)。最後もわざと、あえて進塁打というか。ただ打たせるだけじゃなくて、こいつらは条件をつけさせて、やらせてるんでね。引っ張りにいって三振したところを、今後どういう風に(改善するか)。難しいんだよ。左対左は。そこをクリア(しないと)。引っ張るつもりでコンって打ったら、センター前にいったわけやん、その前は。あれを、もうちょっとセカンドの方にどうやって打つかなって思ったけど。ちょっと今度は開きが早すぎて、変化球を空振ったけど。そういうところを、単に打たせるだけじゃなくて、色んな課題を持たせてやらせてるけどね」