「阪神２－１広島」（１８日、甲子園球場）

　阪神が接戦をものにして、ヤクルトと２・５差で１９日からの直接対決２連戦に臨む。先制犠飛を放った坂本は、捕手として９勝目を挙げた新人の伊藤将を好リード。攻守のヒーローとなり、お立ち台では決戦へ決意を口にした。

　リード面について、坂本は「本当に負けられない戦いが続いているので、ピッチャーのいい部分を引き出して。やるかやられるかなので、気持ちを込めてやってやろうという思いです」と、気持ちを込めてマスクをかぶっていると言葉に力を込めた。

　本塁打を放った選手への虎メダル贈呈など、チームを盛り上げるムード作りにも腐心してきた。「チーム一つになって、選手もですけど、ファンの皆さんも一つになって相手に向かっていくっていう姿勢が大事だと思っているので。皆さんも是非、そういうパフォーマンスの時は一緒にやっていただけたらなと思っていますので。声は出せないかもしれないですけど、パフォーマンス、お願いします！」と呼びかけた。

　ヤクルト戦へは「ヤクルト倒さないと優勝できないですし、強いのは分かってますけど、僕らも強いチームだと思っているので、思い切り全力でぶつかってやりたいと思います」と意気込んだ。