スアレスの球児超え偉業で阪神奇跡Vへ 残り8戦6Sで球団新47S到達

スアレスは逆転優勝に向けて46セーブの球団記録超えに意欲
 笑顔を見せ、キャッチボールするスアレス(撮影・山口登)
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 阪神のロベルト・スアレス投手(30)が15日、藤川が持つシーズン46セーブの球団記録超えに意欲を見せた。残り8試合で6セーブ以上が条件。守護神がそれだけセーブを挙げられれば、奇跡の逆転Vにもつながる。矢野監督は「そういう機会をたくさん作れるように」と記録更新へバックアップを誓った。

 逆転Vを信じてチームが戦う中、絶対的守護神が偉業達成に一歩ずつ近づいている。スアレスは3連戦3連投となった14日の巨人戦(東京ド)で今季41セーブに到達。2015年に呉昇桓がマークした球団助っ人最多記録に並んだ。

 視線の先に捉えるのは2007年に藤川がマークした球団最多のシーズン46セーブだ。「もちろんそれもあるけど、一回一回のセーブ機会(で成功)を積み重ねていきたい」。46セーブはNPBにおいても、ソフトバンク・サファテの54セーブに次ぎ、中日・岩瀬にも並ぶ2位の記録。スアレスは達成へ意欲を見せる。

 シーズン最終盤までV争いを演じるチームにおいて、その貢献度は計り知れない。ここまで59試合の登板で、セーブ機会の失敗は、34度目で同点に追いつかれてドローに終わった9月23日・中日戦のわずか1回だ。

 球団新記録まで残り8試合で6セーブ以上。守護神にセーブが付くということは、すなわちチームが勝利していること。負けられない戦いが続く中で、スアレスの記録達成は逆転Vにもつながっていく。

 「チームが今ここにいるというのは、やっぱりスアちゃんが1年間抑えで期待通りに投げ続けてくれているからこそ」。その功績をたたえる矢野監督は「記録は本人のモチベーションにもなると思う。チームのためにも、スアちゃんのためにもなるので、そういう機会をたくさん作れるように」とバックアップを約束した。

 一方で気になるのは来季の去就。昨年末に2年契約を結んだが、来季の契約選択権はスアレス側が持っている。すでにメジャー複数球団のスカウトが頻繁に球場を訪れており、昨オフに続いて争奪戦になることは必至の状況だ。

 昨年は矢野監督らの熱い呼び掛けに応える形で、阪神残留を決めた助っ人右腕。奇跡の逆転Vへ、そして自身の記録達成を目指し、剛速球を投げ込んでいく。

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