阪神ドラ1森木 食の“原点”とは…通い詰めた地元ラーメン店の店主が明かす素顔

阪神にドラフト1位指名された森木
森木の素顔を明かしてくれた店主の梅木秀子さん
森木お気に入りの「みそラーメン+半チャーハンセット」
3枚

 “怪物右腕”を育てた味がある。阪神にドラフト1位指名された森木大智投手(18)=高知=が幼少期から通い、「一番好き」という高知県土佐市のラーメン屋「とん吉」。みそラーメンに半チャーハンが付いたセットがお気に入りで、店主の梅木秀子さん(67)が森木の素顔を明かした。

 土佐市蓮池の国道56号沿いに店を構える創業29年の「とん吉」。梅木さんは森木の印象を「素直やし、かわいらしい子ですね。ここへ来た時は普通の男の子なんですけど、試合になるとすごい顔してやりようね」とほほえましそうに語った。

 実家の近くにあり、ドラフト2日前にも店を訪れたという森木。「食べたくなります」と話すのは、みそラーメンと半チャーハンのセットだ。みそラーメンは煮豚、卵、もやし、メンマが乗った食べ応えのある一品。市販のものではなく、店ですりおろしたニンニクの風味が香るスタミナ満点のメニューだ。時には、麺が通常の2倍ある280グラムの大盛りを食べることもあるという。

 そんな大好きな味には、家族との思い出がたっぷり詰まっている。初めて店を訪れたのは保育園の頃。以前から常連だった祖父母に連れられてやってきた。両親が共働きだったため、祖父母と過ごすことも多かった森木。習い事のスイミングスクールの帰り道によく、せがんで連れてきてもらったそうだ。

 「あの子は背高かったんで、保育園の時ももう小学生?って何回も聞きましたよ。中学生の時、お店に入る時にあの辺(のれん)に頭ぶつけたりして帰りよったわ」と梅木さん。当時から体格の良さは別格だった。その後は、家族4人でも通うように。「お姉ちゃんがおって、『弟』って感じで。本当に仲良い家族」。“怪物右腕”も家族と過ごす時は、ごく普通の18歳だ。

 「『森木くん、ラーメン宣伝してよー』って言うたんですよ(笑)。これから活躍してくれたら。ケガせんように焦らずゆっくりと頑張ってほしいです」とエールを送った梅木さん。一家3世代で愛する味をスタミナ源に、森木が甲子園で大暴れする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス