「ウエスタン、広島４－５阪神」（２２日、由宇球場）

　阪神２軍は、広島２軍に勝利して優勝へのマジックを３とした。１７時から行われるウエスタン・ソフトバンク－オリックスで２位・ソフトバンクが敗れれば、マジックはさらに１つ減り、あす２３日にも優勝が決まる可能性が浮上する。

　試合を決めたのは、２軍調整中の佐藤輝だ。３－３の九回１死一塁。１ボールから中田の真ん中低め直球を捉え、左翼席へ勝ち越しの２ランを放った。五回にも右前打を放っており、１９日のウエスタン・中日戦以来２試合ぶりのマルチ安打もマークした。

　先発・二保は１軍登板を含めて移籍後最多の６回を１０安打３失点。同最多の１００球を投じた。五回までは再三ピンチを招きながらも、粘りの投球。だが、３点リードの六回につかまった。メヒア、宇草に連打を浴びると、クロンは空振り三振に斬ったが、木下に右前打を浴びて１死満塁。１ストライクから磯村に甘く入った直球を右翼線へはじき返され、２点適時打を浴びた。さらに、続く代打・中村奨の３球目が暴投となり、同点の生還を許した。