阪神・平田2軍監督 4打数無安打の佐藤輝に「いい実践になったと思うよ」
「ウエスタン、阪神6-2広島」(12日、甲子園球場)
阪神は逆転で広島に勝利し、18連勝。2軍記録をさらに更新した。先発の村上が6回2失点の力投。打っては、栄枝が逆転の2点適時三塁打を放ち、攻守でチームの勝利に貢献した。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-2軍記録をさらに更新する18連勝となった。
「ほんとにね、選手には頭が下がるな。昨日といい今日といい、村上がゲームを作って、五回のピンチを切り抜けて。その後に、ピンチの後にチャンスありという言葉がほんとに。流れというか、あそこで村上がノーアウトから頑張ったというところで、四球から5点だもん。そういう流れというか、野球の怖さを感じさせるゲームだったよね」
-村上は2被弾したが。
「1本目の中村(奨)のはしょうがない。2本目のやっぱり宇草のホームラン、5点取った後にトップバッター。あそこは、これからの彼の1軍を目指すピッチャーとして、あそこは3人でなんとかね。トップバッターで、5点取った後にしっかり抑えるところを意識、もっとレベルを上げていかないとね。相手も3回り目でしょ、ちょうど。慣れてくるころなんでね」
-球は高くなったが、それでもまとめていた。
「際どいところを投げてましたんでね。昨日の西(純)にしても、村上にしても、なかなかこういう連勝だというところで、かなり意識をしていると思う。そういうところで、昨日も言うようにカープの打線すごく良いんでね。そういったところは非常に、ファームとはいえ良い練習になるよね」
-打っては、栄枝が逆転の一打を放った。
「うん。栄枝はね、相変わらずだ。攻守に、連勝中は栄枝、長坂というキャッチャーがやっぱりピッチャーを引っ張っていって、リリーフの尾仲、アルカンタラ、石井(大)と0点でしょ。この辺も、リリーフ陣もすごい競争だもん。アルカンタラもね、この前2本打たれて、今日も1本、先頭バッターに打たれたけど。あと、うまく栄枝がリードしてたと思う。そういったところでは、打つ方でもね、栄枝の逆転の左中間ね。最低、犠牲フライ。3ボールから、あそこで思い切って振れるというところがさ、栄枝の思い切りの良さだね。あそこで、ちょっと迷ったりしてないねん」
-北條にも一発が出た。
「北條は落ちてきてもね、非常に(いい)。みんな、山本やすにしてもそうだし、北條はバッティング良くなってるなっていうくらい状態はいい。そういったところで、また1軍が、北條は絶対に力にね、必要とされるんで。他の選手も含めて。非常に状態はいいよ」
(自ら切り出して)
「佐藤輝やろ。昨日ヒット打って、そうは(うまく)いかん。今日はもう、早出で守備もやってる、(昨日は)終わって特打もやってる。そういったところで、ただファームでゲーム出るっていうだけじゃなくて、いろんな守備も、打つ方も、朝からの特守や特打というところもいれて、やってるんで。体力も含めて強化ということは、矢野監督も井上ヘッドともしっかり話できてるんで、この辺も含めて強化をしていきますよ」
-早出の練習は志願というよりはメニューの一部か。
「志願じゃないんじゃない?今日やってたから。それは1軍のコーチからも、ヘッドからもそういう話があったし。しっかり輝と落ちてくる時に監督と話しして、こっちにも来てるんで。それは矢野監督、井上ヘッドから報告きてるんで、とにかく振らせて、体力つける。守備ももっともっと上手くというところが目的なんで」
-打撃の内容はどう感じたか。
「今日は(相手が)なかなか良かったよ。磯村がいいリードしてたので。昨日といい、今日といい、1軍のピッチャーが投げていてたんで、そういったところでは、輝にとってはいい実践になったと思うよ」
(自ら)
「また甲子園でやれるってのがいいや。また今日もお客さん入ってくれて。あれ(制限)があるかもしれないけど来られる範囲で来ていただきたいね。こうやってファームの選手たちが上を目指してやっているというところを、ファンの人たちに数多く見てもらえたらうれしいな。ま、そういうことで」
-14日からの先発は。
「二保、2つ目が中田賢一。3つ目が晋太郎(藤浪)かな」
-佐藤輝は今後も4番起用を続けるのか。
「もちろんもちろん」