阪神・大山「死ぬ気でいった」劇的逆転サヨナラ2ランに矢野監督も飛び跳ねる

 サヨナラ2ランを放った大山(3)を歓喜の表情で迎える阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
9回、阪神・大山のサヨナラ2ランにベンチを飛び出し大喜びの阪神・矢野監督=甲子園(撮影・飯室逸平)
9回無死一塁、左越えにサヨナラ2ランを放ち、ナインの祝福を受ける阪神・大山(中央)=甲子園球場(撮影・吉澤敬太)
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 「阪神4-3巨人」(4日、甲子園球場)

 阪神・大山が劇的な逆転サヨナラ弾を放った。チームは首位を奪還した。

 ドラマは九回に待っていた。先頭の糸原が執念の左前打で出塁。ここで大山が打席に入った。守護神ビエイラが投じた2球目、内角156キロを振り抜いた打球は左翼席へ。打った瞬間に右手を突き上げた大山は「死ぬ気で打ちに行きました。入ってくれと思って見ていた。入ってくれて良かったです」。矢野監督も飛び跳ねて両腕を突き上げた。

 不振に苦しんできた大山だが、前夜の猛打賞に続く活躍。ファンの歓声に「大事な1試合と分かっていた。ここで油断することなく頑張りたい」。矢野監督は「悔しい気持ちをしている悠輔が打ってくれたのはうれしい。(調子を取り戻して)帰ってきてくれると、頼もしくなります」とうなずいた。

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