阪神・佐藤輝、清原31発超え「そこで終わりじゃない」新人最多本塁打大幅更新へ意欲

 阪神・佐藤輝明内野手(22)が18日、NPB新人最多本塁打記録を大幅更新する意欲を示した。59年の大洋・桑田武、86年の西武・清原和博の持つ新人記録31本塁打をゴールとせず、「そこで終わりじゃない」と量産を狙う。前半戦では歴代新人左打者最多タイの20本塁打を放ったが、後半戦はさらに大暴れする意気込みだ。

 新伝説の扉をこじ開ける。17日に新人史上5人目の球宴弾を放ってから一夜明け。佐藤輝は仙台から帰阪したばかりだが、早くも約1カ月後の8月13日に再開する後半戦に目を向けた。

 「(前半戦で)満足している数字は特にないんで、もっともっと自分はできるというふうに信じているんで。後半は今以上の成績を残せるように頑張っていきたいと思います」

 前半戦は84試合で20本塁打。残り59試合でどこまで本数を伸ばせるかが注目される。69年に田淵幸一が記録した球団新人最多22本塁打は射程圏内。球界の新人最多本塁打記録となる59年の大洋・桑田武、86年の西武・清原和博の31本塁打には、あと11本だ。

 10日・巨人戦(甲子園)では、解説の清原氏から「確実に僕の記録は抜くと思う」と期待されたが、佐藤輝も31本をゴールには設定していない。

 「その記録を抜くことができればうれしいんですけど、そこで終わりじゃないので。そこからもっと積み重ねていけたらうれしい。一打席、一打席を集中して(本塁打が)積み重なっていければいいかなと思います」

 前半戦では99年の中日・福留の新人最多三振数に並ぶ121三振を記録した。「三振を減らす方法をずっと考えている。もちろん改善したい点」と話しつつ、「当てにいってもヒットは打てない気がするので」と、最大の持ち味であるフルスイングは後半戦も継続し、アーチ量産態勢突入を狙う。

 仙台から帰阪後は静養に努めた。今後は約1カ月間の五輪ブレークで打撃を見直していく。「五輪期間はいろいろ試すチャンス。しっかり試していきたい」。前半戦で20本塁打を放った自信を胸に、過去の新人が到達できなかった領域へ足を踏み入れる。

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