【新井貴浩氏の眼】阪神 積極的に走塁ミスから成長を

 「中日6-2阪神」(23日、バンテリンドーム)

 阪神は若い選手が多いからこそ、失敗から学んで、チームとして成長していけることがある。二回にサンズ、五回に近本が次の塁を狙う走塁で憤死した場面があった。

 結果を見れば、例えば近本が本塁で憤死した五回。これから1アウトでマルテ、大山、佐藤輝のクリーンアップの打順へ回る攻撃だったという見方ができる。

 ただ、今季はこれまで積極的な走塁から勝利した試合もあった。失敗から成長していけるという点では、コーチにも言えることだろうし、矢野監督の掲げる“超積極”に通じるものがあるのではないだろうか。

 一方、六回はドラフト1位・佐藤輝(近大)がドラフト制後では新人左打者最多タイの19号ソロを放った。もはや対戦チームに新人選手という認識はないだろう。

 修正能力も高く、不調の波が少ない。4打数無安打で終わったとしても次の試合で、しっかりと修正している。自分のことを客観視している印象も受け、打席の中で微調整ができているようだ。

 今ではタイガース打線の中で一番マーク、警戒しなければいけないバッターとなっている。その中で結果を出しているのだから素晴らしい。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス