ティモンディ高岸が雄たけび始球式 139キロに甲子園沸く「やればできる」

ファーストピッチセレモニーを終え感無量の表情を見せるるティモンディ・高岸宏行(左はティモンディ・前田裕太)=甲子園(撮影・山口登)
ファーストピッチセレモニーで全力投球するティモンディ・高岸宏行=甲子園(撮影・山口登)
ファーストピッチセレモニーで全力投球するティモンディ・高岸宏行=甲子園(撮影・山口登)
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 「阪神-巨人」(20日、甲子園球場)

 お笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行と前田裕太が、ファーストピッチセレモニーに登場に登場した。

 野球の強豪、愛媛・済美高出身の2人。この日の阪神先発、秋山とは同い年でライバルだった間柄だった。4月3日の日本ハム対ロッテ戦(札幌ドーム)で芸能人最速となる142キロをマークした高岸がマウンドへ。前田が捕手を務めた。

 叫びながら、こん身の力で相方のミットに投げ込むと、球速は139キロをマーク。自身が持つ芸能人最速記録は更新できなかったが、力強い投球にスタンドからは歓声と拍手が沸き起こった。

 投球後、球団を通じ高岸は「諦めない限り絶対に夢は叶うんだと、みなさんに少しでもメッセージが届けば僕は幸せです。みんながやればできる」と笑みを浮かべた。また、球速については「いやもう十分。心の190キロは出たと思います。今の高岸のベストは達成できた」と振り返った。

 前田も「阪神の選手の方々もよかったねという声をくださって。僕らがプロ野球選手になりたいと思った高校時代も含めて、いろいろ、温かい目で見てくださっている方々がいる。生きていて、一生懸命やっていたらこんないいことがあるんだ」と感慨深い様子だった。

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