阪神・藤浪「先頭出しても後続抑えればと」1四球も“八回の男”きっちり仕事

8回、好リリーフでガッツポーズを見せる藤浪(撮影・飯室逸平)
8回、気迫の投球を見せる阪神・藤浪=楽天生命パーク(撮影・飯室逸平)
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 「楽天1-9阪神」(12日、楽天生命パーク宮城)

 阪神・藤浪晋太郎投手が2点リードの八回に登板。1イニングを無失点で切り抜けて、チームの勝利に大きく貢献した。

 先発した伊藤将の後を受けてのマウンド。いきなり先頭の銀次に3ボールとなったが「ストライクゾーンのおおよそのところに行っていたので」と動じることなく「2点差あったので、先頭出しても後続抑えればと思って腕振っていこう」と思い切った投球を続け、左飛に。2死からヒットと四球で一、二塁のピンチを迎えたが4番・島内を内野ゴロに抑えて得点は許さなかった。

 岩崎、岩貞ら救援陣に疲れが見えたことから4日に1軍再昇格。先発への思いを胸に秘めながらセットアッパーとしての適性も示す豪腕は、この日も「僅差のホールドシチュエーション。ちょっと膠着している場面で、ゲームが動いてもおかしくないところだったんで、精いっぱい(腕を)振るだけだと思ってマウンド上がりました」と楽天打線に対峙して、ベンチの期待に応えた。

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