阪神5連勝で2017年以来の交流戦勝ち越し 佐藤輝は祖父母の前でマー君撃破弾 今季最多貯金19

 6回、右越えへソロを放ち二塁へ走る佐藤輝(撮影・田中太一)
 6回、16号ソロを放ち伊藤将とタッチを交わす佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 6回、右越えへソロを放つ佐藤輝。投手は田中将(撮影・田中太一)
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 「楽天1-9阪神」(12日、楽天生命パーク宮城)

 阪神が5連勝で今季最多の貯金「19」とした。通算成績で2勝5敗と抑え込まれていた楽天・田中将との対戦となったが、「モノノフ対決」としても注目されたドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が圧巻の一振りを見せ、勝利に貢献した。

 打った瞬間の一撃だった。1点リードの六回2死。田中将に2球で追い込まれたが、3球目の内角低めスライダーを完璧にさばいた。上空高々と上がった打球は、右翼席に突き刺さる16号ソロ。これで交流戦での打点を「12」とし、19年にオリックス・中川圭が記録した同新人最多記録に並んだ。

 敵地で、そしてモノノフの田中将も悔しがる中、佐藤輝はカメラに向かってお決まりのZポーズを披露。「球場に見に来てくれたおじいちゃんおばあちゃんの前でホームランを打つことができて良かったです。日本を代表する田中投手から打てたことも素直にうれしいです。もっと打てるように頑張ります」と笑顔を浮かべた。

 佐藤輝だけではなく、大山の先制弾も勝利への流れを作った。0-0の四回2死からマルテが出塁。この日初めてランナーが出た中、打席に入った大山が田中将の直球を逆らわずに弾き返し、右翼席へ突き刺した。華麗なマー君撃ち先制2ラン。キャプテンがさすがの仕事だ。九回にも近本の適時三塁打、木浪のソロなどでダメ押しの追加点を奪った。

 先発のドラフト2位・伊藤将(JR東日本)も粘りの投球を続けた。2点リードの四回には島内にソロ本塁打を浴びたが、その後は本塁を踏ませず。7回4安打1失点とゲームを作った。八回は藤浪、点差の開いた九回はエドワーズと継投し、勝利をつかみ取った。

 今季デーゲームは圧倒的な強さを誇っており、この勝利で17勝2敗1分け。さらに交流戦は1試合を残して10勝7敗とし、2017年以来の勝ち越しを決めた。13日はドラフト1位・早川(早大)が相手先発予定。パの大物ルーキーを打って、交流戦6連勝フィニッシュを決めたい。

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