阪神ドラ1佐藤輝を奮起させた井上ヘッドの言葉「出ていない先輩がいる」

3回、適時打を放つ阪神・佐藤輝明=東京ドーム(撮影・田中太一)
 打撃練習後、阪神・佐藤輝を指導する阪神・井上コーチは空手チョップ!?を繰り出す=東京ドーム(撮影・田中太一)
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 「巨人8-3阪神」(22日、東京ドーム)

 今季2度目となる2連敗を喫した阪神。6カード連続の勝ち越しとはならなかったが、ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=は、5試合ぶりとなるマルチ安打を放った。

 「切り替えて新しい気持ちで打つしかないので、2本ヒットが出たことはよかったと思いますけど、チームが負けてしまった悔しさの方が大きいです」

 まずは、6点ビハインドの三回2死一、二塁。高橋が投じた初球、外角145キロ直球をライナーで左前に運んだ。15日・広島戦(甲子園)以来、5試合ぶりに打点をマークした。

 先頭で打席を迎えた八回には、中川が投じた内角寄りのシュートに反応。詰まらされ、バットは折れたが、左前に落とした。

 懸命な姿勢で結果を残した佐藤輝。試合前には、井上ヘッドコーチからプロとしての責任感の大切さが伝えられていた。「俺が言ったのは、レギュラーとして出ている責任はちゃんと感じてやれと。お前が出ているので、出ていない先輩がいる。結果で左右するのではなく、凡打を怖がって、三振を怖がってという姿は見せなくてもいい。ただ、勝敗を左右する。ルーキーでもそれを考えたら責任感を感じながらやらないといけないよ」と同ヘッドは話す。

 もちろん、本人もチームの代表として試合に出場していることを十分に自覚している。「やっぱり使ってもらっている以上、打てない時もありますけど、そういう時でも守備とか走塁とか、自分がやるべきことはしっかりやっていかないといけないと思っています」と佐藤輝。全力プレーでチームの勝利に貢献する。

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