阪神・大山 打点神話19連勝!マルテと2者連続、2号ソロ&G倒トドメ3号2ラン
「巨人5-10阪神」(20日、東京ドーム)
“ラパンパラ”の余韻が残る東京ドームに阪神・大山が強烈なアーチを突き刺した。目の前で5号2ランを放ったマルテに負けず劣らずのフルスイングでサンチェスに応戦した。
4点リードの三回無死。カウント1-2から146キロカットボールを捉えた。右中間席へと打球は伸び、これが2号ソロに。今季初の2者連続本塁打でさらに勝利へのムードを加速させた。
「次の1点、次の1点というところだったので、その結果がホームランになってくれてよかった」
大山が打点を挙げれば、昨季から18連勝中。虎党も勝利を確信する中、さらに周囲を驚かせたのは、4点リードの九回の攻撃だ。
九回1死一塁で戸根のツーシームを左翼席に放り込んだ。19年5月15日・巨人戦(東京ドーム)以来の1試合5発となる3号2ラン。1試合2発は自身6度目だが、巨人戦では初で「チームが勝てたことが一番。その中で自分自身も結果が出たのは大きい」と19連勝に安どの表情だ。
矢野監督は「悠輔(大山)もやっと角度がついてきた」と復調に納得顔。大山は「この勢いのまま、また明日、プレーボールから入っていくことが大事。チーム全体が同じ方向を向けるように」と強調した。チーム一丸で宿敵に連勝する。