矢野阪神 初の7連勝 大山が打点を挙げれば18連勝!G倒へ最高潮

 「阪神10-7ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 大山が打ったら、そら負けへんよ-。阪神は今季最多の16安打10得点で快勝し、5年ぶりの7連勝。貯金11の立役者は5度目の殊勲打を放った4番・大山悠輔内野手(26)だ。初回の先制犠飛を含む3打点の活躍で、打点を挙げれば18連勝。頼れる4番のバットが、20日からの首位攻防・伝統の一戦でも火を噴くで!!

 牙をむき出しにする虎の戦闘服に身を包んだ大山が、ツバメのエースに襲いかかった。打点を挙げれば、昨季から引き分けを挟んで17連勝中という必殺仕事人。この日もバットで勝利に貢献し“不敗神話”を継続させた。

 「打点を挙げるというところが、自分の仕事だと思っています。打点がチームの勝利に一番、直結すると思っているので」

 初回無死満塁の絶好機、相対したのは小川だ。8球の死闘の末、フルカウントから145キロ直球を強振。痛烈な打球は右翼・山崎のグラブに収まったが、先制点を奪取する右犠飛となった。今季、先制すれば14戦無敗の吉兆データがあるだけに、甲子園のボルテージも一気に高まった。

 「3連打で回してくれたので、自分もヒット打ちたかったですけど」と本音を漏らしたが、次打席でモノにした。三回、糸原の適時打で加点し、なおも無死満塁の場面。小川の初球145キロを詰まりながらも右前に落とし、2点タイムリーで打線の勢いをさらに加速させた。

 昨季までは構えた際、バットのヘッドを回してタイミングを取るフォームにしていたが「今年はハマる時とハマらない時があって。ハマらなかった時の方が嫌だなと。考えた結果、コーチと話して」と、バットを静止させた新打法に取り組んでいる。

 3試合連続安打で今季最多タイの3打点に「(構えの)シンプルがいい感じでハマっています」と手応えを口にした4番。「その日その日で体の使い方も違いますし、そこを敏感に対応していければもっと確率も内容も上がってくると思う」とさらなる理想形を求めていく考えだ。

 チームは5年ぶり、矢野政権となってからは初となる7連勝。20日からは敵地に乗り込んで2位・巨人との首位攻防戦だ。「油断せずに一試合一試合、全員で一丸となって戦うだけ」と大山は気合十分。昨季、3勝9敗と辛酸をなめた東京ドームで、快進撃の勢いそのままに宿敵を制圧する。

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