阪神強い5連勝!佐藤輝100万円弾&球団新人4月史上最多5号、大山1号2ラン

2回阪神無死、阪神・佐藤輝明は右前に落ちる二塁打を放つ=甲子園(撮影・山口登)
 1回、阪神・大山悠輔は先制2ランを放ち笑顔で生還する(撮影・山口登)
 2回、広島・鈴木誠也は阪神・佐藤輝明の打球を見失う(撮影・山口登)
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 「阪神4-0広島」(15日、甲子園球場)

 阪神は、今季初の5連勝で広島にカード勝ち越しを決めた。打線では大山の1号、佐藤輝の2試合連発とする“100万円”弾など見どころ十分の試合となった。

 大山が打点を挙げれば、負けないというデータがこの日も証明された。初回、2死走者なしからマルテが中前打で出塁。4番・大山に打席をつないだ。フルカウントから床田が投じた6球目、低め137キロのツーシームに反応。体勢を崩されながらも、すくい上げた打球は、高々と舞い上がりそのまま左翼スタンドへ。今季68打席目でようやく主砲に一発が飛び出した。

 大山が打点を挙げれば、昨季から1分けを挟んで16連勝中。不敗神話を継続させる一撃で17連勝となった。

 佐藤輝はバックスクリーンへとぶち込んだ。2点リードの四回だ。カウント1-1から床田が投じた直球をフルスイング。強烈な打球が打ち上がると、中堅方向に一直線。そのままスタンドインし、5号2ランとなった。

 球団新人が4月末までに5本塁打を放ったのは、2リーグ分立制以降史上初の快挙。69年・田淵の3本、19年・近本の4本を越えた。さすが、規格外のルーキーだ。そして新人が甲子園で2試合連発は15年の江越以来だ。

 今季から「DAZN バックスクリーンホームラン賞」として、阪神主催の甲子園で行われる公式戦で、バックスクリーンに本塁打を放った阪神選手にはDAZNから賞金100万円が贈られる。新人ながら驚がくの一発を放ち、100万円をゲットした。

 先発の秋山は広島相手に5連勝中だったが、この日も110球の熱投で7回無失点の快投を披露。七回2死一塁で最後に相対した羽月を見逃し三振に仕留めると、渾身(こんしん)のガッツポーズをマウンドで披露し、勝利を呼び込んだ。

 これでチームは今季13勝目。16日からは再び、甲子園でヤクルトとの3連戦を迎える。この勢いを持続させ、連勝街道を突っ走る。

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