阪神・矢野監督 復調兆し見えた4番・大山にもっと期待「もちろんホームラン打って欲しい」

 3回、適時打を放つ大山(撮影・飯室逸平)
 選手交代を告げる矢野監督(撮影・佐々木彰尚)
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 「阪神6-2巨人」(6日、甲子園球場)

 阪神が七回降雨コールドで甲子園開幕戦を勝利で飾った。9年連続負け越しと苦い思い出をしている相手に、幸先の良いスタートを切ったチーム。矢野監督は「いやもう、ジャイアンツでしたし、いいスタートを切りたいというところで切れてうれしいです」と、存分に声を弾ませた。

 足元の悪い中、7回2失点と粘りの投球を披露した西勇については「勇輝らしく丁寧に丁寧に投げてくれて、最後まで行ってくれたというのは本当に、非常に助かりました」と最敬礼する。

 打線に焦点を当てると、開幕から結果が出ていなかった大山が13打席ぶりの安打を中前適時打で飾るシーンがあった。復調の兆しを感じさせる1本だっただけに、指揮官は4番としての働きをさらに求めている。

 「まあタイムリーといわずね、もちろんホームランなどもっともっと打って欲しいですし。そういう所で回ってくる打順なんでね。悠輔(大山)自身引っ張っていってくれるというのをもっと見たいですね」

 聖地初安打を放った佐藤輝も、あと少し打球が伸びれば本塁打という当たりを放っただけに「甲子園じゃなければホームランかなというところですけど、今度はね、もっと完璧に放り込んでもらいたいです」と注文した。

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