阪神ドラ6中野、1軍生き残る 矢野監督「もうちょっと見たい」
阪神ドラフト6位・中野拓夢内野手(24)=三菱自動車岡崎=が3日、甲子園での1軍練習に参加。このまま開幕1軍に生き残っていく決意を示した。
キャンプ中の実戦では19打数7安打、打率・368と打撃でアピールしたが、「まだまだ実力が足りないということは自分でも分かっている」と冷静に分析。「それでも1軍に呼んでいただいた。なんとか首脳陣にアピールできるように、この1カ月はやっていきたい」と意気込む。
「打撃ではすごくおもしろいところもある。守備範囲だって狭いわけでもない」と高評価を与える矢野監督。「きっかけをつかめばスタメンで出るくらいの力を持っているし、もうちょっと見たい」と1軍帯同継続を決めた理由を明かす。
この日は日大山形時代に甲子園に出場して以来、聖地で練習を行った。「意外と(守備で)見にくいというのを感じた。徐々に周りの景色、風も含めてグラウンドに慣れていければ」。開幕1軍を目指し、今後も本職の遊撃だけでなく、二塁守備も重点的に練習していく。