阪神ドラ1佐藤輝 2・4紅白戦初実戦!1軍キャンプ決定、矢野監督「早く見たい」

 外野ノックを受ける佐藤輝。左は高寺
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 阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=の1軍キャンプスタートと、2月4日の紅白戦で“実戦デビュー”することが21日、決まった。「プロのボールを見るという意味でもプラスかなと思います」と意気込んだ黄金ルーキー。起用を明言した矢野燿大監督(52)は「楽しみな選手なので、早く見たい」と胸を高鳴らせた。

 沖縄・宜野座行きが正式に内定した佐藤輝は、ひときわ明るい表情を浮かべていた。鳴尾浜での新人合同自主トレ後にオンライン取材に対応し「気を抜かずにしっかり頑張りたいと思います」と固い決意をにじませた。

 “実戦デビュー”が今年初実戦となる2月4日の紅白戦に決定した。以前、井上ヘッドコーチが同9日の練習試合・日本ハム戦(宜野座)での“対外試合デビュー”を示唆していたが、この日、矢野監督が実戦デビューの前倒しプランを明かした。

 「(2月4日の紅白戦に)野手は出るでしょう。輝(佐藤)に関しては実戦はもちろん、普通にやっているんであれば」

 佐藤輝に抱く期待を問われると、指揮官は声を弾ませた。「大いに期待できる能力を持った選手なので。今持っている力をしっかり試すというか、実戦も多いキャンプになるので。楽しみな選手なので早く見たい」。高い資質を秘めた即戦力ルーキーの実力をじっくりと見極めていく。

 「試合で調整する」タイプと自負する佐藤輝にとって、早い段階から実戦を重ねられることは好都合だ。「実戦が早めにあるというのは、プロのボールを見るという意味でもプラスかなと思います」。紅白戦は自軍の投手と対戦できる数少ない機会とあって、一線級の投手との対戦を熱望する。

 「西(勇)投手とか、エース級のピッチャーとどんどん対戦していきたい」。西勇をはじめ、秋山や高橋、藤浪、チェンなど投手陣は豊富。マッチアップは巡り合わせ次第でもあるが、複数回行われる予定の紅白戦で主力が投げる球筋を体感することだけでも成長の材料になる。

 初のキャンプは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、無観客で始まることが決まった。声援を近くで感じることはできないが「バッティングでしっかり打っている姿を見てもらいたい」と画面を通じての猛アピールを約束した。

 ロハスの加入で外野の定位置争いは激化の様相を呈している。「競争というのは、しっかりキャンプでできればいい」。し烈なサバイバルを制するためにも、「2・4」で強烈なインパクトを残す。

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