阪神・スアレス、自由契約へ 保留者名簿「外さざるを得ない」谷本本部長明かす
阪神の谷本修球団本部長(56)が27日、今季のセ・リーグ最多セーブ投手に輝いたロベルト・スアレス投手(29)を、30日に提出期限を迎える球団の保留者名簿から外さざるを得ない状況であることを明らかにした。
「今月中には片付くことはないと思います。いったん外さざるを得ないかなと。待たざるを得ないと思っています」と説明。保留者名簿から外れると自由契約扱いとなる。
昨年は同じ手続きを経て自由契約となったジョンソン、ドリスの両投手がメジャーに流出した。しかし、一昨年にはいったん自由契約になったドリスと再契約した例もあり、球団は公示後も粘り強く残留交渉を続けていく。
また、FA宣言したDeNA・梶谷や、パ・リーグセーブ王の西武・増田らFA有資格選手については「球団内では、あまりその話題では盛り上がっていませんね。静観しています」と、現時点では獲得に積極的ではないことを示唆した。
他球団の戦力外選手について「今年はちょっと多いですよね。常に精査はしていますが、枠も結構ギリギリ。そんな余裕はあるわけではないです。スアレスの動向次第ではありますけど」と言及。守護神流出の有事を想定しながら、新外国人選手の獲得も含めて動いていく方針を明かした。