阪神・矢野監督「エラー数12球団トップ、全体の課題」オーナー報告
阪神の矢野燿大監督(51)が12日、大阪市内の阪神電鉄本社で藤原崇起オーナー(68)にシーズン終了の報告を行った。
矢野監督はオーナー報告後に、揚塩社長と会見に臨んだ。
就任2年目の今季は、120試合で60勝53敗7分。昨季の3位から1つ順位を上げて2位だった。
藤原オーナーからは「特別なシーズン。最後まで粘り強く戦ってくれた。引き続き、来季も頑張ってもらいたい」とメッセージが送られたという。
指揮官は冒頭ではシーズンを振り返り、「全力を尽くした結果ですけど、結果を受け止めて来季、精いっぱい戦いたいと思います」と話した。
成長した選手として近本、大山を挙げた。「(近本は)攻走守レベルアップしてくれた。(大山は)ホームラン王を取れなかったけど、争うところまでいってくれた」。投手陣ではエース・西勇、セーブ王・スアレスの名前も挙げた。
また、チームの課題として守備を挙げた。今季も12球団ワーストの85失策(12日時点)。「エラー数が12球団トップというのは去年から改善されていない。全体の課題として残りましたし。誰か一人が頑張ったからと言って減るわけでない。意識、準備があってこそ改善されると思う。僕たち首脳陣の立場からもしっかりやっていきたい」と改善を約束。また、「点を取りたいというところで取れないというのもあった」と打線の勝負強さも課題に挙げた。
矢野監督は来季が3年契約の3年目。2005年以来16年ぶりのリーグ優勝を目指す。