阪神・藤川がついにラスト登板 矢野監督がマウンドでボールを手渡し、抱擁

9回、藤川はマウンドに上がり矢野監督からボールを受け取る(撮影・山口登)
 試合前、坂本(右)から花束を受け取る藤川(撮影・高部洋祐)
 藤川に拍手を贈る原監督(撮影・田中太一)
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 「阪神-巨人」(10日、甲子園球場)

 今季限りで現役を引退する阪神・藤川球児投手(40)が九回、現役最後のマウンドに上がった。スタンドから多くのファンが背番号「22」のユニホーム、名前入りのタオルを掲げ、早くも涙ぐむ人の姿もあった。

 登場曲、LINDBERGの「every little thing every precious thing」が流れると、詰め掛けた2万1392の観客は大歓声。リリーフカーに乗る姿を間近で見ようと、アルプススタンド最前列のフェンス前に大勢の人が集まった。マウンドでは矢野監督がボールを手渡し、抱擁を交わした。

 先発の青柳は「いい形でつなぎたい」と、リードした展開での継投を目指したが、初回、二塁・小幡の痛恨失策が絡んで3失点。打線も巨人の先発・畠の前を打ちあぐね、八回まで1安打。4点のリードを許す展開でレジェンド登場となった。

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