阪神・藤川「何の後悔もない」現役最後の練習で仲間に感謝
「阪神-巨人」(10日、甲子園球場)
阪神・藤川球児投手(40)が現役最後の練習を終えた。
全体練習開始前にはサプライズも用意された。選手、スタッフら全員がおそろいのTシャツを着てグラウンドに登場。藤川の登場曲、LINDBERGの「every little thing every precious thing」中、最後に姿を見せた。
梅野から記念のボードを渡され、全員の前であいさつした。
「本当に満足して辞められる。何の後悔もないです。みんなもいつか、こういう形で次のステージにいけるように頑張ってもらいたい。それをみんなが待っている。お願いします。本当にありがとうございました」
練習はアップ後、長年、登板前にボールを受けてきた片山ブルペン捕手とキャッチボール。ランニング後には、選手、スタッフらの要望に応じ、即席の写真撮影会もあった。
当日のチケットは即完売。矢野監督は「それはもう最後で」と、守護神での起用を明言している。球場周辺には開門を前に、背番号22のユニホームを着たファンが集まるなど、早くも惜別ムードが漂っている。