阪神・大山 場外28号!G岡本と3差も 逆転キングへ残り2試合聖地で獲る!

 6回、左越えに28号ソロを放つ大山
3枚

 「広島0-2阪神」(7日、マツダスタジアム)

 阪神が3連勝で2位を確定させた。勝負の流れを決定づけたのは4番の一発だ。大山悠輔内野手(25)が1-0の六回に左翼席を越える“場外弾”。28号ソロでキング争いへ食い下がった。しかしナイターで巨人・岡本が2発を放ち、3本差で残り2試合。可能性がある限り、諦めるわけにはいかない。

 大山が放った打球は左翼席を越え、その後ろのコンコースへと消えていった。雨空に舞い上がった“場外弾”は、今季28号。本塁打王の逆転タイトル獲得、自身初の30本塁打フィニッシュも現実味を帯びてきている。

 甘い球を逃さず、4番の真価を発揮した。1点リードの六回先頭。カウント2-1から中村祐が投じた真ん中スライダーを迷わず強振。左翼・ピレラも打球を追わないほどの圧巻の弾道だった。

 「あの打席は(狙い球を)狙っていましたし、一発で仕留められたのは自分の中でも大きかった。最近、打ち損じというのが多いですし、そういうところがまだまだだと思っているんで…」

 現在、セ・リーグ本塁打ランキングトップは巨人・岡本。試合前時点で2本差だったが、大山から28号が飛び出したことにより、この瞬間1差に接近。ナイターで3本差とされたが、キング争いは最後まで分からない。

 30号も射程圏内。到達すれば球団の生え抜き選手では、日本一に輝いた85年の掛布、岡田以来の大台となる。矢野監督は「名前を残すことになると思うし、(本塁打は)ファンの人が一番求めている。(数字に)並ばないといけないのはもちろんなんだけど、追い越すぐらいの気持ちでいってもらえたら」と話し、さらに語気を強めた。

 「(本拠地が)甲子園でホームランキングは、すごい価値があると思うんでね。悠輔(大山)自身も狙っていくと思うので、どん欲にチャレンジしてもらったらいい」。指揮官も本塁打王獲得へ、大きな期待を寄せている。

 4番の一発もあり、チームは今季2位を確定させた。残り2試合となり、10日・巨人戦、11日・DeNA戦はともに甲子園で開催される。

 「負けていい試合はないし、一打席一打席、一球一球を大事にしないといけないと思う。油断せず、最後までやりたいなと思います」と背番号3。逆転本塁打王、30発達成へ-。聖地での豪快なアーチが、ファンにとっての希望の光となる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス