阪神、3年ぶり2位確定 大山はキングに1差28号 秋山八回途中3安打無失点で11勝

 「広島0-2阪神」(7日、マツダスタジアム)

 阪神が3年ぶりの2位を確定させた。金本監督時代の2017年以来となる。先発秋山は7回0/3を3安打無失点で11勝目を挙げた。

 打線は四回1死から陽川が四球。続く木浪が中村祐の直球を捉え、右中間を破る適時二塁打を放った。

 木浪 「後ろにつなぐ意識で打った結果がタイムリーヒットとなってくれて良かったです。もっと援護できるように頑張ります」

 1-0の六回には待望の一発が生まれた。先頭の4番大山が左翼席へ特大の28号ソロ。本塁打争いトップを走る巨人・岡本に1本差に迫った。

 大山 「甘く来たボールをしっかり仕留めることができました。追加点を取ることができて良かったです」

 2-0の七回には粋な演出が見られた。先発秋山が先頭長野に中前打を許し、打席にこの日引退試合に臨んでいた石原が登場すると、阪神ベンチは2番手に石原と同学年の能見を登板させた。真っ向勝負の結果は中飛。矢野監督の東北福祉大の後輩でもある石原の引退試合に花を添えた。ここで能見は降板し、3番手・エドワーズが松山を遊ゴロ併殺に抑えた。

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