阪神・矢野監督、秋山-坂本のバッテリーを称賛「かみ合わないとこういう抑え方はできない」

完投勝利を挙げた阪神・秋山(右)を迎える阪神・矢野監督=東京ドーム(撮影・中田匡峻)
東京ドーム最終戦を勝利で飾り、秋山(右)らナインを迎える矢野監督(中央)=撮影・西岡正
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 「巨人2-4阪神」(25日、東京ドーム)

 阪神が今季敵地での最終戦に勝利し、宿敵のエース・菅野に土をつけた前日に続く連勝で最後に意地を見せつけた。先発・秋山は九回2死に丸に2ランを浴びて完封こそ逃したが、被安打6、2失点、無四球で巨人戦では2018年5月8日以来2年ぶり、901日ぶりの完投勝利を挙げた。今季9勝として、12勝を挙げた17年以来、2度目の2桁勝利に王手をかけた。

 矢野監督は「本当に秋山らしくね、丁寧に。またベース上の強さもあったんで、素晴らしい投球でした」と絶賛。それでも完封を逃したことに「いやいや、もうね。あそこまでいったら完封してほしかったけど」と少しだけ悔やんだ。

 直球で押すシーンが多かったこの日の投球。「コントロールとキレというところと、誠志郎(坂本)の配球もあったと思うし。なかなかそういうのかみ合わないとこういう風な抑え方ってできないと思うんでね」とバッテリーの勝利を強調した。

 内角もうまく使ってリードした坂本については「もとともインサイドワークというのもアイツの特長」と話した。岡本を4打数無安打に封じたことを例に挙げ「岡本なんかに対してもね、変化球くるのかなというところで結構真っすぐ続けてたりしていたんで。そういう誠志郎のリードというのは、もちろんあると思う」と説明した。

 坂本の好リードと、それに応えた秋山の制球力。「両方かみ合わないとという部分があるんでね」と目を細めていた。

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