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阪神・高橋 菅野に勝った!リベンジ成功!能見の教え胸に岡本斬り V消滅を阻止

 1回、岡本を捕邪飛に斬る高橋
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 「巨人1-2阪神」(24日、東京ドーム)

 将来の猛虎を背負う左腕が大きな壁を乗り越えた。阪神の高橋遥人投手(24)が6回を粘り強い投球で1失点に抑え、今季5勝目。過去3度の投げ合いで一度も勝てなかった巨人の絶対エース・菅野に初めて勝った。チームとしても菅野から昨年5月15日以来、528日ぶりの白星。優勝は絶望的な状況の中、来季につながる大きな1勝だ。

 代打・原口の決勝打が生まれた瞬間、ベンチで見守る高橋の表情が一気に和らいだ。今季3度目の巨人・菅野との直接対決だったが、難攻不落の絶対エースに、ついに投げ勝った。今季5勝目。試合後は左腕らしく謙虚に言葉を選んだ。

 「勝てたっていうか、(打線が)打ってくれたんで、本当に。(自分は)菅野さんより早く降りているので…結果的に勝てたので良かったですけど」

 マウンドでは努めて冷静ながら先制点は与えないという気迫の投球。四回に糸原の先制打で援護点をもらってもペースは乱さない。六回は菅野、吉川尚に連打を許し、松原の右犠飛で同点とされた。なお1死一塁で坂本を迎えたが、三直に封じ、さらに飛び出した一走・吉川尚も帰塁できず併殺に。流れが相手に傾きかけたところで踏ん張ったことが自身の白星へと直結した。

 登板前日、金言を授かった。来季の戦力構想外となっている先輩左腕の能見からだ。「厳しい所に突いたらバッターは意識する。バッターに意識させることが大事」。通算104勝を挙げたベテランの言葉は胸に響いた。

 初回の岡本には4球全て内角に突き、捕邪飛に仕留めるなど教えを実践した。「ずっと小さい頃から見ている投手。左は左投手(の映像)をすごく見るので。タイガースに入ってからももちろん見させてもらってすごい勉強になる部分が…」。能見から学んだ投球術は財産となっている。

 高橋は胸に、そして1年目の時から黒のグラブに刻んでいる言葉がある。「顔晴る(がんばる)」。亜大在籍時のチームスローガンだ。ネガティブを自称する背番号29にとっては魔法の言葉で「どんな時もいい顔でということで、ですね」。矢野監督も大切にしている言葉だ。

 「余裕があればですが、ピッチャーとして多少笑顔や感情を出すことは大事だと思っています」。マウンド上では表情を変えることはなかったが、七回の勝ち越し劇では顔が晴れやかになり、思い切り感情が表れた。

 菅野との投げ合いを制した左腕に、矢野監督は「本当に大きなピッチャーになる可能性を持った投手なんでね。自信にしてどんどん投げていってくれたら」と目尻を下げた。投げ勝った1勝を大きな自信にして、エースへの階段を駆け上がる。

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