阪神・矢野監督怒り「それじゃ勝てるわけないよね」守備崩壊11年ぶり5失策

 8回、ベンチから戦況を見守る矢野監督(撮影・飯室逸平)
 巨人に敗れ、足早に引き揚げる矢野監督(中央)=撮影・西岡正
 7回、ベンチで腕組みの矢野監督(中央)。手前左は打席に向かうマルテ(撮影・中田匡峻)
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 「巨人5-4阪神」(23日、東京ドーム)

 阪神が終盤に猛追を見せたが、一歩及ばず巨人に敗れた。連敗なら24日にも、優勝の可能性が完全消滅する。敗因は11年ぶりのチーム1試合5失策。「それにしても足引っ張りすぎだわな」。矢野監督は怒気をはらんだ表情で吐き捨てた。

 先発・西勇は今季最短の5回5失点で降板した。二回は丸にバックスクリーンに先制弾を被弾。そのあとの1死二塁で、田中俊の打球をマルテが大きくはじいて1失策。ボールを拾ったが一塁カバーに入った西勇への背面トスも大きくそれて若林の生還を許す2つ目の失策を犯した。

 さらに1死一、三塁とされ、投手今村の一塁にセーフティスクイズをまたもマルテが捕球ミス。犠打失策となり、痛恨の3点目を失った。

 五回は先頭の吉川尚に中前打で出塁。二盗の際に捕手・梅野の二塁送球が悪送球となった。さらに続く松原の打球をマルテがはじき、自身4つめ、チーム5つ目の失策を記録した。

 矢野監督は「ホームラン以外、全部(失点がエラー絡み)でしょ?それじゃ勝てるわけないよね」と怒りを抑えきれなかった。

 マルテの一塁手による1試合4失策はプロ野球史上初。また一塁手による1イニングに3失策はセ・リーグ初。ダブルで不名誉な記録を樹立となった。

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