阪神が完封リレー マルテ復帰即V弾 青柳が8試合ぶりの7勝目

 勝利のハイタッチをかわす阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
 1回、先制2ランを放つマルテ(撮影・飯室逸平)
 スアレス(75)からウイニングボールを受け取り笑顔の青柳(中央)=撮影・飯室逸平
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 「阪神2-0広島」(21日、甲子園球場)

 阪神が広島相手に完封リレーで勝利した。マルテが復帰即のスタメン出場で、初回に先制となる決勝2ラン。節目のチーム100号で勝利を導いた。先発の青柳が5回2/3を1安打無失点の好投。7勝目を手にした。

 試合は初回、先頭の近本が右前打で出塁。すかさず二盗を決めたが、さらに狙った三盗を失敗。チャンスがつぶれたが、続く糸原が四球を選んで出塁した。

 ここで、左ふくらはぎ痛から復帰したマルテは、1-1からの3球目。遠藤の高めに浮いた131キロのスライダーを狙った。フルスイングした打球は、そのまま左中間スタンドに到達。7月4日・広島戦(マツダ)以来の3号は、甲子園球場では昨年9月11日・ヤクルト戦以来。

 ケガで離脱期間が長く、現時点で来季去就は流動的。テスト的な意味合いもある試合で、初回から結果を残して残留をアピールした。また、チームとしても節目の100号に到達。113本を記録した2017年以来。120試合制のシーズンで、課題だった長打力には一定の変化が見られている。

 一方、投げては先発の青柳が粘投。大山と本塁打王を争う鈴木誠を3打数無安打に抑えるなど、ボールを低めに集めながら8三振を奪った。広島戦は通算4試合0勝2敗の天敵。8月27日中日戦(甲子園)以来、8試合ぶり7勝目(8敗)を手にした。

 「前回のカープ戦を踏まえ、左打者が多いことは分かっていたので、この1週間は左打者にどう攻めていくかをより意識して調整してきました。それがうまくいって良かったですし、梅野さんともいろいろ話し合った成果が出て良かったと思います」

 青柳降板後は岩貞、岩崎、藤浪とつなぎ、最後はスアレスが締めた。スアレスは再びリーグ単独トップに立つ22セーブ目。並んでいた中日のR・マルティネスがコンディション不良で離脱。スアレスのタイトル獲得が見えてきた。

 また、ホームラン数でリーグトップに立つ大山は、「4番・右翼」で先発出場。初回、右翼フェンス手前の特大飛球があった(記録は右翼・鈴木誠の失策)が、この日は3打数無安打に終わった。残り16試合。個人タイトルの行方からも目が離せない。

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