阪神・糸井2安打で10月打率・360 ポロリ拙守も打撃で存在感

 4回、右前へ適時打を放つ糸井
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 「阪神6-5ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 阪神・糸井がバットでチームに貢献した。まずは1死一塁で迎えた初回の第1打席。小川の140キロカットボールを捉えた。鋭い打球は一、二塁間を抜け、右翼の前へ。快足を飛ばし二塁に到達。大山の逆転打を演出した。

 さらに追加点が欲しい四回2死一、三塁。カウント1-1から146キロ内角直球をうまく右前に運んだ。「『勝ちたい』という一心で打ちました」。チーム6得点目を挙げる価値ある適時打だ。

 ただ、守備では五回に坂口が放ったフライを落球。村上の3ランにつながる拙守だった。それでも、打撃の存在感は光る。この日もマルチ安打で出場8試合連続安打。10月の月間打率は・360と好調が続く。「勝ちたい」という勝利への執念。残り19試合、その思いを体現するだけだ。

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