阪神、悪夢の逆転サヨナラ負け 守護神スアレス、今季初被弾が痛恨3ラン

9回、中日・高橋にサヨナラ3ランを浴びる阪神・スアレス=ナゴヤドーム(撮影・飯室逸平)
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 「中日5-3阪神」(15日、ナゴヤドーム)

 阪神が痛恨の逆転サヨナラ負けで中日戦3連敗を喫した。1点リードの九回、守護神のロベルト・スアレス投手が中日・高橋に逆転サヨナラ3ランを浴びた。移籍後初となるサヨナラ打を許し、今季登板43試合目で自身初黒星となった。スアレスが本塁打を浴びたのも今季初となる。

 13日の中日戦から2連敗中の阪神は、この試合の七回まで24イニング連続無得点と打線が沈黙。しかし八回に4番手・祖父江をつかまえた。1死満塁のチャンスをつくり、ボーアの一ゴロの間に1点を返した。そしてこの試合スタメンマスクの原口が詰まりながらも中前打を放ち、2者が生還。逆転に成功した。

 しかし九回に悪夢が待つ。八回をエドワーズ無失点で切り抜けた後、6番手で九回を任されたのは守護神・スアレス。先頭・大島を142キロスプリットで空振り三振に斬った。ただ、2番・京田には四球を与える。さらに続く遠藤には左前打を浴び1死一、二塁。ここで打席には4番・ビシエドを迎えた。

 その初球。鋭い当たりだったが二塁の正面を突き二直。ただ、二塁手・植田が飛び出していた二走・京田をアウトにしようと二塁送球した。それが悪送球となり2人の走者がそれぞれ進塁。2死二、三塁と一打サヨナラのピンチを招いた。阪神の失策数は両リーグワーストの70。またも勝負どころで守備がほころび、勝利を逃した。

 ここで5番・高橋。カウント1-1からの3球目だった。159キロ直球をはじき返された。打球はぐんぐん伸びて左翼スタンドへ。竜党の歓声だけがナゴヤドームに響いた。

 これで中日相手に同一カード3連敗。ナゴヤドームでは今季9敗目となった。これは12年以来、8年ぶりの屈辱だ。

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