阪神・藤川が1軍合流「今日で名古屋最後だな」練習前に中日コーチ陣らにもあいさつ
「中日-阪神」(15日、ナゴヤドーム)
今季限りでの現役引退を表明している阪神・藤川球児投手が1軍に合流した。練習前は中日の荒木内野守備走塁コーチ、伊東ヘッドコーチにあいさつ。練習ではキャッチボールなどで汗を流し、岩田や藤浪と談笑した。
残り22試合。藤川は「もちろん残りの1試合1試合でファンの人たちにも見せたいものがありますけれど、自分自身が1つ1つのこの球場での光景というのを、これがもう最後になるので、かみしめたいという思いはあります」と語り「今までは目の前の試合に立ち向かってきて、目の前のことで必死だったから、試合中に『昔こんなことあったな』とか考える余裕もなかったですけど、『今日で名古屋最後だな』とか、そういう感情は自然と浮かんで来ると思うので、そういうように考えてしまうのではないかなと。辞めると言ってからいろんな人に『楽しめよ』と言っていただきましたけど、その意味が少し分かってきました」と感慨に浸った。
登板に向けては「投げることについては今まで通りの目線で見てもらえればいいし、嘘偽りのない今の自分の姿がそのまま出ると思うので、どんな姿でも最後までチャレンジするということを皆さんに見てもらいたいですね」と意気込んだ。