阪神 ドラ2井上をスタメン抜てき 球団52年ぶりに川藤氏もエール
3枚
「中日-阪神」(14日、ナゴヤドーム)
この日、1軍に昇格したドラ2ルーキー・井上がスターティングメンバーに名を連ねることになった。高卒ルーキーの初昇格初スタメンは1968年の川藤以来、実に52年ぶりとなる。
ナゴヤドームに来場した当の川藤氏は「ワシの時は順位も決まって、残り3試合で呼ばれたんや」と半世紀以上前の出来事を懐かしんだ。「1試合目の後に風呂で(藤本定義)監督と会って『1軍の試合は疲れるやろ』と聞かれ、『疲れてません』と答えたら次の日のダブルヘッダーにも使ってもらった」と裏話を明かす。
「どうせ上げたんやったら、どれだけ通用するか見てみたいわな」とスタメン出場を喜んだ川藤氏。相手の先発が大野雄ということに「余計いいじゃないか。球界を代表するピッチャーと当たった方が楽しみやないか」と歓迎した。
「井上は今のまま順調に伸びていって、将来は大山と4番を争う存在になってくれたら言うことない」。球団のOB会長は無限の可能性を秘めた井上へエールを送った。