阪神は１３日、今季で引退を発表している藤川球児投手の引退セレモニーについて、１１月１０日の巨人戦（甲子園）で行うと発表した。

　当日来場者へのプレゼントや引退グッズ、セレモニーに付随するイベントなどは後日、公式サイトなどで発表予定。万が一、当日が雨天などで中止となった場合は、同試合の振替試合（日程未定）に行う。

　藤川は鳴尾浜での代表取材に応じ、ファンも楽しみにしていることに「そうですね。その日、感謝を伝えられたら。感謝を伝えられたらというか、プレーでというのもありますし、何かを感じてもらえるような場になれば。場にしなければいけないかなと思います」と節目の場に意欲。

　そして「復帰を待ってくれているファンもいる中で、個人的にも自分の状態も含めてどれだけのことが実際、できるかどうかは分からないけど、どんな状態であっても、現役としてプロ野球の世界で投げるのはもう最後なんで、見てもらえるような場になればいいですね」と語った。

　また、相手が巨人となったことにも「それはたまたまそういう流れになりましたけど、いい戦いをしてきた。自分としては」とも自負をにじませた。

　「はっきりわからないけど、対巨人戦というのはもちろんそうなんですけど、数字的にも一番いいんじゃないかなと。チームとして戦ってきた数字が僕の数字。他のチームと比べて成績がいい、セーブ数が多いという可能性があるとすれば、それはタイガースの自分が現役でいた時の数字として残った気持ちの表れだと思うんですよ」とも語っていた。