阪神・西勇輝が完封ペース 五回終了時点で58球、1安打 好けん制も披露
「広島-阪神」(8日、マツダスタジアム)
得意の広島相手に快調に投げ進めている。9勝目を狙い、先発のマウンドに上がった阪神・西勇輝投手が5回終了時点で1安打無失点と相手を寄せ付けない投球を披露している。
初回から北條の先制2ランが飛び出し、援護点をもらって迎えた立ち上がり。つけいる隙を与えない。先頭の宇草は6打席連続連続出塁中だったが、3球三振。続く菊池涼を一邪飛に抑えると、最後の鈴木誠には決め球に129キロのチェンジアップを投じ、空振り三振に仕留めた。
五回を終え、奪った三振は7つ。四回には鈴木誠に遊撃内野安打でこの日初めて出塁を許したが、直後に一塁へけん制し、一走・鈴木誠をタッチアウトに。好判断で相手の得点の芽を摘んだ。
広島戦には今季5試合に先発し、3勝負けなしと相性は抜群。オリックス時代を含めた通算成績でも9勝1敗と高数字が並ぶ。この試合に勝てば2年連続広島戦カード勝ち越しが決まるだけに、このまま快投を演じる姿に期待がかかる。
5回終了時点で球数も58球。完封ペースの好投が光っている。