阪神引き分け 十回に熊谷勝ち越し打も、スアレスで逃げ切り失敗

延長10回、勝ち越し適時打を放つ阪神・熊谷=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
10回、勝ち越し適時打を放つ阪神・熊谷=マツダスタジアム(撮影・高部洋祐)
 10回、広島・菊池涼の邪飛をキャッチする阪神・熊谷(撮影・高部洋祐)
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 「広島4-4阪神」(6日、マツダスタジアム)

 阪神が延長の末に引き分けた。1点勝ち越して迎えた十回、スアレスが1死から長野の内野安打、坂倉の右前打に右翼島田の失策もからみ、二、三塁。会沢への申告敬遠で満塁とされ、堂林の遊ゴロで同点とされた。

 十回、広島4番手の塹江から先頭の大山が四球で歩き、代走の植田が捕逸で二進。島田の犠打で三塁に進んだ。1死三塁から途中出場の熊谷が中前に勝ち越し打を放っていた。

 「1番小幡」「3番近本」に打順変更した一戦は先発九里に苦戦し、五回までゼロ行進が続いた。1点を追う六回、先頭の小幡の遊撃内野安打から1死二塁の好機を作ると、近本の一ゴロを松山が後逸。適時失策でラッキーな形で同点に追いついた。

 なお1死一、二塁と好機は続いたが、サンズ、糸井が凡退。打撃不振のサンズはこの夜2打数無安打2四球、これで28打席連続ノーヒットとなった。

 先発青柳は6回6安打1失点。三回2死一塁から鈴木誠の打球を左膝付近に受ける適時二塁打で先制点を失ったが、その後は本塁を踏ませなかった。過去3戦2敗、防御率11・57と苦手のカープ相手に粘投した。

 誤算だったのは1-1で同点の七回に登板した2番手・桑原。代打大盛に右翼席へ勝ち越しソロを被弾。その後もピンチを広げ、4番松山に左前適時打を浴び2失点。0回2/3で降板した。

 それでも2点を追う八回、またもラッキーな形で同点に追いついた。2番手ケムナから3四球を選び、2死満塁。続く代打原口の打球は三塁へ緩い当たりのライナー。これを三塁手・三好が捕球できず左前に抜ける2点適時打となり、再び同点に追いついていた。

 九回には藤浪が登板。159キロの直球に変化球も織り交ぜて2奪三振、三者凡退に抑えた。

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