「阪神６－１巨人」（５日、甲子園球場）

　快勝した阪神の矢野監督が、本塁打でリーグトップに並んだ大山の打撃をたたえた。

　１－１で迎えた五回、勝敗を左右する場面で、糸井が四球を選んだ後の２死一塁で、バックスクリーンに放り込む豪快な２４号２ランを放った。

　矢野監督は「なかなかチャンスでもね、１本出ないチーム状況の中でホームラン打ってくれたらいいなというところで、本当にそのように打ってくれたのでね。またホームランキングというタイトル争いもできますし、こういう場面でどんどんホームラン、打点あげてほしいですね」と喜んでいた。

　この日は４番で決勝打を放つ理想的な打撃をした。指揮官は「結果的には、そうなるんだけど。さっきも言ったようになかなかタイムリーは出ないんでね。しかも２アウトから。流れが変わる。向こうからしたらピッチャーの勝ち投手の権利が変わるところだし。四球からのホームランというのはダメージあるやろうしね。こっち側からすると効果的なホームランになる」と価値ある一打を振り返った。