阪神が13残塁大拙攻の惨敗 3度の満塁機でわずか1点しか奪えず…

9回、巨人・若林に2ランを打たれ、打球を見つめる阪神・矢野監督(中央右)=撮影・山口登
3回阪神、無死満塁、空振り三振に倒れ悔しそうにベンチへ下がる阪神・ジャスティン ボーア=甲子園(撮影・飯室逸平)
試合後、スタンドに頭を下げる阪神・矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 「阪神1-7巨人」(4日、甲子園球場)

 阪神が13残塁2併殺、大拙攻の惨敗で巨人に連敗。3度の満塁機で1点しか奪うことができず、フラストレーションが募る一戦となった。先発の秋山が5回4安打2失点の粘投も3敗目(6勝)。首位巨人との差は今季最大の13・5まで広がった。

 阪神は序盤から大拙攻。初回、1死二、三塁の好機でサンズが捕邪飛に倒れると、大山の四球を挟んで2死満塁から、ボーアが一ゴロに抑えられた。

 さらに2点差で迎えた三回には、無死満塁の好機を作ったが、大山の押し出し四球で奪った1点に終わる。ボーアが空振り三振、原口は一邪飛、小幡は空振り三振に倒れた。さらに五回も、連続四球で1死満塁としたが、原口が一邪飛、小幡は投ゴロに打ち取られ、またも得点機を逃した。

 一方、先発の秋山は5回2失点の粘投。続く六回には藤浪が登板し、1死満塁のピンチを招いたが、丸、ウィーラーと連続三振に斬って脱した。

 だが、イニングをまたいだ七回に1死から炭谷、若林、吉川尚、松原と4連打を浴びて3失点。ここで途中降板となった。9月26日のヤクルト戦でも回をまたいだ六回、村上に決勝ホームランを浴びている。登板4試合ぶりの失点。結果的にイニングまたぎが裏目になった。

 九回には6試合、22打席連続無安打のサンズに代打・高山が送られた。前日3日の敗戦で対巨人、9年連続の負け越しが決定。連敗で5勝14敗と差が広がるばかりだ。5日は高橋が先発予定。まずは連敗を止め、なんとか一矢報いたい。

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