阪神、巨人戦5勝13敗で9年連続負け越し 今季最多2万64人のスタンドはため息…
「阪神4-7巨人」(3日、甲子園球場)
阪神が敗れ、2012年から9年連続巨人戦の負け越しが決まった。最後に勝ち越したのは2007年。今季は5勝13敗の屈辱だ。
追い上げも実らなかった。0-7で迎えた九回、無死から大山が右翼フェンス直撃の二塁打で出塁。ボーア四球で一、二塁とし、1死後、高山の二塁打で1点をかえした。さらに2死二、三塁の場面で近本が9号3ランを放ち3点差。守護神デラロサを引っ張り出したが、最後は打ち取られた。
先発・ガンケルは来日最長6回6安打5失点だった。四回に丸の適時打で先制を許すと、五回は吉川尚にソロを被弾。六回にも大城に3ランを浴びた。
打線は八回まで、再三の好機を逃し、先発・畠の前に沈黙した。二回は2死三塁から梅野が空振り三振。三回は2死一、三塁の好機で、糸井が二ゴロに倒れた。
巨人の堅守にも得点を阻まれた。2点を追う五回は2死一塁から北條が中堅フェンス直撃の二塁打。一走近本は本塁を狙ったが、間一髪アウトとなった。矢野監督がリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。
5点を追う六回も1死一、三塁の好機を作ったが、ボーアは2番手・大江に二直に打ち取られた。続く梅野の痛烈な打球は右翼・松原のダイビングキャッチに阻まれた。
今季最多2万64人のスタンドはため息に包まれた。