阪神・岩田454日ぶり白星 梅野一発、藤浪160キロで甲子園は大盛り上がり

 「阪神2-0中日」(1日、甲子園球場)

 昨夜は中日・大野雄の前に12球団ワーストとなる10度目の完封負けを食らった阪神。この日も序盤は相手先発・ロドリゲスに苦しみながら、勝利を手にした。

 ゲームをつくったのは今季2度目の先発となった岩田だ。六回2/3を投げ、5個の三振を奪い、4安打無失点。前回登板した9月21日・DeNA戦(甲子園)では5回3失点。同22日に出場選手登録抹消となったが、「特例2020」により登録抹消から10日を待たずして再登録が可能となりこの日、1軍昇格。コロナ特例により中9日で先発となった左腕が仕事を果たし、2019年7月5日・広島戦(甲子園)以来となる1勝で通算60勝目を手にした。

 打線は五回までロドリゲスの前にわずか1安打と苦しんだが、六回に先制する。先頭の近本が安打で出塁すると、すかさず二盗を決めて、さらに北條の遊ゴロで野選を誘い、三塁へと進んだ。さらに2死一、三塁からロドリゲスの暴投で生還。虎の韋駄天が“足”で先制点をたたき出す。七回には1死走者なしから、この日スタメンに復帰した梅野が5号ソロを左翼席にたたき込み、これが貴重な追加点となった。

 八回には3番手で登板した藤浪が160キロを連発する、まさに快投を見せる。2奪三振を奪い、三者凡退でピシャリ。甲子園が沸きに沸いた。

 コロナショック、前日の完封負けで沈みがちだった阪神だが、ベテラン左腕の奮闘、選手会長の一発、そして藤浪の快投でムードを上げる1勝を手にした。

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