阪神・岩田 六回までわずか2安打で無失点 打線の援護待つ

力投する阪神・岩田=甲子園(撮影・北村雅宏)
5回、中日 モイセ・シエラを見逃し三振に仕留め、声を出す阪神・岩田稔=甲子園(撮影・北村雅宏)
3回、中秋の名月を背に力投する阪神・岩田=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神-中日」(1日、甲子園球場)

 今季2度目の先発となった阪神・岩田は六回を投げ終え、2安打無失点と上々の投球を見せている。

 初回から持ち味の打たせて取る投球を披露。先頭・大島を遊ゴロ、続く京田を二ゴロに抑える。最後はアルモンテを見逃し三振に斬った。

 さらに二回も先頭のシエラを空振り三振で2者連続三振。ここからはゴロを打たせてアウトを重ねた。5番・高橋から9番・ロドリゲスまで5人続けてゴロアウト。序盤3回をパーフェクトに抑えた。

 両チーム無得点で迎えた中盤・四回。先頭・大島にこの日、初安打を許す。さらに京田への4球目。二盗を決められ無死二塁のピンチを招いた。それでも京田を中飛に抑えると、二走・大島が飛び出しアウト。ピンチが一転、一気に2死となり、アルモンテも初球で二ゴロに仕留めた。

 五回は4番、5番を連続で見逃し三振。ただ阿部を遊撃・小幡のエラーで出塁させ、続く堂上に左前打を浴び2死一、二塁とした。それでも最後は木下を三ゴロに斬った。

 六回も三者凡退と好投を続けた。

 前回登板した9月21日・DeNA戦(甲子園)では5回3失点。同22日に出場選手登録抹消となった。ただ「特例2020」により登録抹消から10日を待たずして再登録が可能となりこの日、1軍昇格。コロナ特例により中9日で先発となった左腕が仕事を果たしている。

 打線の援護がなく、両チーム無得点。あとは打線の奮起を待つだけだ。勝ち投手となれば19年7月5日・広島戦(甲子園)以来となる。中日戦は15年7月28日の勝利が最後となっている。

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