阪神・矢野監督、リリーフで好投の藤浪に「緊張の場面の1イニングは学びの場」

 「阪神7-3中日」(29日、甲子園球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手が3点リードの八回に登板した。初のリリーフカーで、アルプススタンドから大声援を受けての登場。最速159キロの直球を軸に1回を無安打無失点に抑えた。3連投となったリリーフ転向後3試合目の登板で、プロ初ホールドを記録。勝利の方程式の一角で、役割を果たした。

 矢野監督は「特別な声援だったので。晋太郎自身もそれを背に、思い切って投げることもできると思いますし。新しいポジションで投げるってすごく緊張もあると思うんですけど、1個、1個こうやって自信をつけていってくれて、ファンのみなさんの期待に(応えて)、そして晋太郎自身が投げたいボールをどんどん投げていけるようにしてもらいたいですね」と話した。

 役割を果たしてベンチに引き揚げた藤浪は最高の笑顔を見せた。球団を通じて「死ぬほど緊張しました。先発の時とは違って人の勝ちがかかった場面で投げることがこんなに緊張するとは思っていませんでした」とコメントしていた。

 矢野監督は「(笑顔を)見ました、見ました。ああいう顔で野球がやれるというのは晋太郎自身も幸せでしょうし。やっぱりあの緊張の場面の1イニングというのは、これからの晋太郎にも、今の先発ではない場所というのは学びの場所になると思うんでね。どんどん吸収してどんどんいい投手になってほしい」と期待を込めた。

 「先発に戻った時にはこの経験が生きる場所になると思う。1球1球が勝負というところもまた先発とは違う要素があるんで。スタミナもあるし、この場所でチームにとっても、晋太郎にとってもいいのかなというところで選択しているんだけど」とあらためてリリーフ起用の意図を明かした。

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