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阪神・小幡、V内野安打 得点圏打率・583!3戦連続スタメンで勝負強さ見せた

 「ヤクルト3-9阪神」(27日、神宮球場)

 先輩たちが必死に作ってくれたチャンスを無駄にしたくなかった。懸命にバットを出し、全力疾走でつかんだ勝ち越し打。神宮の虎党が沸く中、一塁ベースを駆け抜けた阪神・小幡は状況を確認すると、思わず表情を緩めた。

 同点の三回2死満塁、流れを変える最大の好機で小幡が打席へ。雨の降る悪天候、ゴロを転がせば何かが起きるかもしれない場面。吉田喜のカットボールを思い切りたたきつけた。高く弾んだ打球を捕球した遊撃・西浦は一塁へ送球したが、間一髪セーフとなった。

 「四球などでつないでくれたので、自分もそれに乗ってつなごうという気持ちで打ちました」。さまざまな状況を鑑み、導き出した好判断が適時内野安打となり、勝利への流れを引き寄せた。

 コロナ禍により、正遊撃手の木浪が球団独自の濃厚接触者に指定され25日に出場選手登録を抹消された。その代役として3試合連続でスタメン出場した小幡。3点リードの七回には1死一、二塁で長谷川の直球を捉え、中前打。井上1軍打撃コーチから「『上がってきて一番いい当たりだった』といじってもらった」と笑顔。この日の2安打はいずれも得点圏に走者を置いての安打で、得点圏打率は・583と驚異的な数字をたたき出す。

 プロ1年目の昨季、矢野監督から直接かけられた言葉が胸に刻まれている。「3、4年後じゃなくて来年にでもショートのレギュラーを取るくらいでやっていけ」。この言葉を励みに鍛錬を重ねた。

 今春キャンプ、開幕ともに2軍だったが「負けるわけにはいかない」と闘志を燃やした小幡。1軍で日に日に存在感を高める原点がここにある。29日からの13連戦でも遊撃でのスタメン出場が濃厚。「先発で出るからにはしっかり思い切ってやるだけなので、そこは消さないように」。強いハートを持つ20歳が全力プレーで、チームに活気を与えていく。

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